リッチマン・プアマン -後編-

前編はこちら

最近見たテレビの深夜ドキュメンタリーで、日本で生活をしている中国人ディレクターが自国で広がる若年層の富裕層を取材するっていう番組があった。

親から引き継いだ車のディーラーの職を営んでいて、いや営むって言っても殆ど人に任せているんだけど、昼間から抜け出してはマネキンのような女とデート。
高級ブランドとスーパーカーと、そんで本人はベ◯シング◯イプ。

顔はサモ・ハン・キンポー。(好きな人いたらごめん、好みによるね)
番組の中で「貴方にとってのお金とは?」の質問に

「全て」。

間違ってるか、間違ってないとかはどうでもよくて。

ただこのサモ・ハン・キンポーが(好きな人、ごめんね)世間的にはまぁ普通に「常識人」と認められて、世間一般のごくごく平凡なサラリーマン家庭でニートしている息子がいたら「これはいかん」と言われる。

どっちも同じすねかじりじゃないか。

まあ僕自身、全くかじってないかと言われると、そりゃ5かじりぐらいはしている。でもしゃぶり尽くすほどではない。

多分。

「お金持ち」「ボンボン」を昔から少し敵対視する癖がある。

でもオープンテラスの彼とひょんな事から友達になって、うまい飯や高級クラブなどに連れて行かれるような日々を過ごすような事があったら僕はどうなるのだろう?

「あいつチョーいいヤツ、まじパネェ」とか言っちゃうのだろうか?

ラコ◯テとか◯ミーとか着ちゃうのだろうか?

答えはNOであってほしい。

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