ねちねちと母親に文句を言われるような
胸の中のもやもやで目が覚めた
時計の針は早朝4時
いつもならまだまだ心地よい夢の中にいるはずなのに
不覚にもこんな時間 昨日の疲れも引きずったまま
明らかに重たい体
それでも引き返して再度夢の中とはいかない状況のようだ
まるで何かに現実に引き戻されたような気分だった
季節的にだいぶ寝苦しくなった
布団を蹴り上げ リビングのリモコンに手を伸ばす
さわやか過ぎる女子アナの「おはようございます」に
僕は心の中で小さく「うるせー」と泥団子のような言葉を放った
昨日友達が死んだ
良く慕ってくれた後輩だった
その事実が信じがたく
だだただ駆け巡る思い出との対峙しかできなかった
いいことも悪いことも
「こうしておけば」「ああしておけば」後悔の念ばかり増えていく
世界中で1.2秒ごとに人が何かしらの理由で死んでる
日本だけでも40人
その中の1人にいつ自分がなるのか
0ではない可能性
やっぱり今やれることはやらなくちゃ
御託をいっている場合じゃない
やりたいことをやれというやつの言葉は信じなかったが
やっぱりそうなんじゃないかって思う 痛感する
死んだあいつの相棒が
やっぱ俺バンドやりますって泣きながら言ってた
俺も泣いた
外は晴天、去年は雨だったかな
あいつによく似た早朝の空の色だ
はえーよバカ またな