言葉数+メロディ=規制

あけましておめでとうございます。

上里洋志です。

風の様に去っていった2016年を惜しむ間も無く2017年始動してます。

ありがたい事に頂いたお仕事やスズメーズや弾き語りのライブでゆっくり出来そうにありません。

年末からやたら忙しい。

さて隔週にはなりましたが、ラジオのやけんも復活、ハーフのライブも少しずつではありますが、再開し始めて、ソロ音源の制作やスズメーズやら、役者のオーディションやら日々忙しくさせて頂いております。

EDVERTO

最近は、ひっそりとですがEDVERTOと名乗る謎のHIP-HOPチームへ参加し、ラップかましております。
決してフリースタイルダンジョンが流行っているからではありません。漢a.k.a GAMIに憧れてるからではありません。

基本的に僕の楽曲は9割は歌詞先行。
その為、後にメロディを付けると必ずと言っていいほど細かい修正が必要になるのだ。

接続詞は勿論、同義語、類義語…英語にしてみるとか日本語に戻すとか。

スムーズに行く時もあれば、えげつないぐらい難産な時もある。後者の時は、その歌詞を書き始めた時の自分を絞め殺したくなる。

確かtableのレコーディング当日も自分を絞め殺したくなりった。エンジニア、メンバー、マネージャー、大勢揃った歌録りに、歌いたくなくてトイレに鍵かけて篭った事もある。

大泣き。「歌いたくない」と…。

それだけ歌詞における「調整」は、かなりの労力と心のバランスの保ち方が重要なのだ。僕の場合はね。

なもんで、HIP-HOPとは何ともフリーダムな部分が多い。メロディという規制が無いのだから。
与えられた約16小節の中に、詰めるだけ詰める。リズムに合わせ、言葉を綴る。
こんなにも僕得な音楽があるものだろうか。

そして、歌詞の内容+遊び心が重要だ。
まさに韻をふんだり、現代社会への風刺、流行語、ディス、コンプラなど気づく人は気づくちょっとした遊びがまた洒落てる。やっていて楽しい。

また言葉をリズム同様、操る事も出来る。
アクセントの場所で言葉が映える。
「あ、いうえお」や、「あーいーうえ、お」
※文章だと伝わりにくい…。
普段、複雑な福島有のドラムを聴いてるから、リズム遊びはかなり影響されている。

ラッパーへ転向?

このままラッパーに転向とも一瞬思ったが、そんな甘いもんじゃない。漢a.k.aGAMIに怒られ狂うだろう。そもそもフリースタイルなどの高等技術を扱う術も無い。
「あ、あの、えっと…イエー!」
みたいに、イエーという、勢い任せの誤魔化しが多用され、もはやこいつは何が言いたいのだろうという、事故的な空気感に押し潰されるだろう。そしてトイレに篭ってこう言うんだ。
「歌いたくない」と…。

メロディーの中というのは規制はあるが、規制内にイメージした言葉がバッチリはまると、この上ない幸福感と達成感に満ち溢れる。そして何より出来上がった作品を共感してくれる皆様がいれば尚更。

どっちつかずがあったって良いと思う。
その現象が今のハーフライフの「SCORE」という曲に盛り込まれている。

SCORE

ラップともメロディー内とも言えない、流れるような言葉の羅列。まさに今の上里洋志が一番やりたいスタイルなのかも知れない。

それではお聴き下さい。
ハーフライフで…「SCORE」。

って鳴らないんだけどね笑

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