FAINT

親愛なるボーカリストが死んだ。
これで今年2回目。
影響、刺激、感動、悔しさ、憧れの感情が一気に押し寄せてくる
そんな歌を歌う人だった。

出会いは高校一年生

辺鄙な田舎町にもあなたの歌は届いていましたよ。
どんなアーティストよりも荒々しく、どんなアーティストよりも優しく。
当時、洋楽を漁りに漁りジャパニーズミュージックにうんざりしてたあの頃。
金色のツンツン頭にタトゥーだらけの腕。
それでいてどこかインテリ感漂う佇まい。
そしてその声。
まさに唯一無二だった。
聞くとまだバンド結成前のボーカルオーディションで「EVERLAST」のディストーションボイスを地声でやるとんでもない奴がいる。なんて噂もあったみたい。
まあ置いといて。
物凄い焦燥感です。
最近はライブ会場でのテロや各スキャンダルやらなんやらでアーティストのストレスがすごいと聞く。
親友を無くし、自己表現である音楽に怯えてドラッグや酒に溺れて…
ロックンロールをやる事、バンドをやる事がなんてこんなに悲しいのだろう。

チェスター

あった事もないし、あなたの人間性やなんやらは全く知らないけど、あなたの歌に憧れてバンドやってるよ。
売れないし、喉壊すし
メンバーの事嫌いになるし
本当いつまで続けるんだろうって正直毎日悩むけど、あなたが歌った「ハイブリッドセオリー」に魅力されて今もまだやってるよ。
あなたが背負った重圧に比べたら僕の悩みなんてチンケだと思うけどしばらくまだ続けていこうと思う。

あなたに届くかな。

僕らにも「FAINT」って曲があるよ。
良かったら聴いてよ。



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